事例紹介

WORKLIST

奈良信用金庫 富雄支店(金融機関)

奈良信用金庫 富雄支店(金融機関)

自家消費型の非常用発電蓄電システム(奈良県奈良市)
太陽光発電システム = 8.16kW
蓄電池システム = 8.20kWh
話し手:奈良信用金庫 富雄支店長様

01
導入理由

弊社は奈良県を中心に営業を展開している地場の金融機関です。弊社の支店の一つに50年以上前から老朽化が進んでいる支店がありまして、建て直す事になりました。その際に企業のイメージアップと地域の皆さまに還元可能な取り組みをぜひ行いたいと考えました。平時には太陽光発電システムで発電した電気を自家消費することで、カーボンニュートラルで持続可能なエネルギー消費に貢献するとともに、震災や水害などの災害時には地域の方に対する避難場所として1階のフロアを開放できる施設を新設することとなったのです

02
KNPを選定した理由

2015年は太陽光発電システムが本格的に普及をしだして2年ほどしか経過しておらず、当時の太陽光発電設備事業者のほとんどが、FIT(固定買取制度)を利用したオール売電事業しか行っておらず、自家消費に対応出来る企業がありませんでした。弊社は売電での収入は一切考えておらず、完全自家消費で計画していた為、売電ではなく完全自家消費での配線接続やキュービクルの改造等、大掛かりな設計と工事を行うため、経験値がないと対応が困難なプロジェクトでした。

数社でコンペを行ったのですが、価格面に加えてKNPさんの自家消費型の太陽光発電システム導入に関する知見や工事に関する説明が非常に分かりやすく、信頼出来たため発注を依頼しました。地域の金融機関として、有事の際に動きませんでしたでは話になりませんから。

03
今だから話せる導入話

新築に対する導入でしたので、KNPさんに加え、ゼネコン会社と弊社との3社の打ち合わせだったのですが、当初はゼネコン側からの情報提供が上手く進まず、建築予定の遅れやイレギュラーな仕様変更等で、設計変更を何度も行いました。KNPさんの担当者にはその度に計画変更に伴う部材調達の交渉、それに伴う関西電力や経済産業省への関係省庁への説明に動いてもらって、ゼネコンさんとも何度も協議してくれました。

最終的に照明機器等の情報を元に災害時の電力供給量をKNPさんに計算してもらって電力配分の計画を行ったのですが、土壇場で照明機器メーカーの変更が有りまして(笑)色んな変更がありましたが、当初の予算通りで無事に完成する事が出来て本当に助かりましたね。

04
その後の対応

弊社は地場の金融機関として、有事に備えて停電訓練の対応を定期的に実施しています。関西電力からの電源を落とし、あらかじめ策定した緊急対応マニュアルを元に電源を太陽光発電システム及び蓄電池システムの回路に切り替えることで、震災発生時にも慌てることなく防災拠点としての機能を発揮出来るように常日頃から準備しています。実はこの訓練にはKNPさんにも参加をお願いしていて、マニュアル不備のチェックや実際のシステムの使い方の指導および助言をしてもらっています。

導入から時間が経過するにつれ、このプロジェクトに携わっていた従業員が人事異動で変わっていますが、エネルギー関係で困った際にはKNPさんと定期的に情報交換が出来るので非常に安心できます。銀行は電気が命ですので、この停電訓練でいざという時の対応が安心して迎えられるのは、本当に心強いですね。

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